日本障がい者スポーツ健康科学看護学会
3 回学術集会

開催挨拶

 日本障がい者スポーツ健康科学看護学会第3回大会を、開催できますことを、学会員・関係者の皆様に御礼申し上げます。
 社会全体がCovid19により、未曾有の打撃を受け、人々の生活が苦しい状況に陥っています。何百年に数回新たな感染症が蔓延する時代があります。このCovid19による新しい感染症時代に突入した状況が「科学に知」において収束することを希望するばかりです。
 この状況下で、医療関係者、関連する方々には、ご自身の命を懸けた尽力と勇気に心から感謝申し上げます。
 障がい者や介護を要する人々、高齢者にとっては、未知の新生物やウィルスの感染は脅威です。このような時こそ、全世界の知恵を出し合い、助け合い、情報を共有して命をつなぐことが重要であります。
 本学会はこのような新な感染症時代において、看護分野、介護分野およびリハビリテーション関連職種はどのように立ち向かうのか、という点において、大会テーマを「看護の知で支えよう、障がい者スポーツ」としました。今日の社会的、環境的な問題から起こる健康問題や多様な生活背景から起こる健康問題を看護の科学的な視点に立ち、障がい者や高齢者がスポーツを楽しめる状況をつくるためにも、ご参加の皆様と共に考える機会としたいと思います。
 本来であれば抜けるような青空と海の早春の千葉銚子に、多くの皆様をお迎えしたいところですが、第二波の感染拡大時期での準備の過程で、止むなくオンラインでの開催方式を選択することとなりました。
 多くの皆様に大会にご参加いただき、共に看護の知を追及する機会となりますことを祈念し、大会長の挨拶とさせていただきます。

日本障がい者スポーツ健康科学看護学会 第3回学術集会大会長
長島緑(千葉科学大学)