日本障がい者スポーツ健康科学看護学会
第2回学術集会のお知らせ
2020年に開催が予定されているパラリンピック東京大会を目前に控え、障がい者のスポーツ、身体運動の必要性と可能性が高まっています。看護職は障がい者を対象とした様々なスポーツ大会に参加し支援してまいりました。また、国内外のスポーツ競技の場、例えばアジアユース、アジアパラリンピック、パラリンピックにおいても医務班として帯同し、障がい者の健康管理・日常生活管理を担ってきました。しかしながら、我々看護職は今まで障がいを持つ人々のリハビリテーションを支援する役割を担って看護を追究してまいりましたが、障がい者のスポーツを支援する健康科学としての看護を明示してきませんでした。昨今、日本の保健医療提供体制が大きく変化していく現在、人々の健康的な生活、日常生活を豊かにするためのスポーツ、競技としてのスポーツを、看護の立場から支援する役割をとる必要があると考え、日本障がい者スポーツ健康科学看護学会を設立いたしました。
設立目的は、スポーツに取り組みたいと考えている障がいを持つ人々の健康上の問題への対応や医療処置の実施、スポーツに取り組む障がい者を支える家族や支援者の方々への健康教育や相談への対応、障がい者スポーツを支援する専門職との連携や情報共有など、障がい者のスポーツに関する健康の維持・増進を、日常生活全般を視野に入れて科学的に支援することといたしました。
第2回学術集会は看護におけるアドボカシーの役割として、スポーツに取り組む障がい者やその支援者の方々の努力や苦労など、これまで公にされてこなかった当事者の思いを社会化していくことも、重要な取り組みのひとつと位置づけております。ぜひ、ご報告いただければと考えております。
設立されたばかりの学会ですが、皆さまの取り組み、障がい者スポーツに関する研究を、ご発表いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
2019年6月1日
日本障がい者スポーツ健康科学看護学会 第2回学術集会長 徳本弘子
第2回学術集会プログラム 2019-07-05修正(PDFファイル)
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